冬の風物詩「まねき上げ」

「まねき上げ」準備開始です。歌舞伎発祥の地である京都南座で、恒例の「まねき上げ」が2011年11月25日に行われました。これは年の瀬に行われる「吉例顔見世興行」公演前に、出演する歌舞伎俳優の名前と家紋を書いた「まねき」と呼ばれるヒノキ看板を上げる伝統行事です。
かつては1年間この顔ぶれで行っていきますという披露の場でした。

「まねき」「まねき」には隙間なく観客が埋まるという願いから勘亭流という書体が使われます。
南座の勘亭流はまた独特で内へ内へと曲げて大入りを願っているとも言われています。
「まねき」は前日の深夜から1枚1枚人の手で上げていきます。

「まねき上げ」当日は歌舞伎ファン、取材関係者で大賑わいの南座前

塩まきの儀「まねき」が上がったあと、歌舞伎ファンと関係者で公演の無事と成功、集まった人の健康と幸せを祈念する「塩まきの儀」が行われました。

南座正面に向かって一斉に塩をまくので、会場のより近くにいる人たちはみな白くなっていました。2011年にここでまかれた塩は「伯方の塩(粗塩)」を焼いたサラッとしている「伯方の塩・焼塩」です。

大入りを願って

乍憚口上
▲乍憚口上(クリックで拡大)

乍憚口上(はばかりながらこうじょう)の左右には「盛り塩」が置かれていました。塩で縁起を担いでいるのですね。盛り塩にはしっとりと固めやすい「伯方の塩(粗塩)」が使われています。

2011年は南座新装開場20周年にあたり、11月30日(初日)から12月26日(千穐楽)に催された記念公演は盛況裏に終わりました。

塩は各場面で外せない存在です。に戻る


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