島で唯一のパン屋さんまるまど

風光明媚な多島美を楽しめる、サイクリストの聖地「しまなみ海道」。ちょうど真ん中に位置する大三島に毎週木曜日~土曜日だけオープンするパン屋さんがあります。聞くところによると、島で唯一だけではなく、両隣の伯方島・生口島を合わせても一つなのだそう。パンにかける思いをオーナーの小松洋一氏に話を伺いました。

お店には所狭しと並ぶパン

「店内には常時25~30品目のパンがありますよ。」「季節のパンを含めると今まで店頭に並んだパンは100種類以上です。」と小松氏。驚くなかれ、これらは、独学でパンづくりを行っている小松氏のアイデアで誕生しているのです。
店内に並んだ個性豊かなパンは、その見た目と香りで食欲を刺激します。今すぐケースの端から順番に食べて、その味と食感を確かめたい衝動に駆られます。

Iターンのきっかけは環境

元々は東京に住んでいたが、子育てをするなら自然が豊かなところで子育てしたい、との思いから移住先を探したところ、大三島の自然環境やIターンの先輩たちの存在が決め手になったのだそう。はじめの3年間は今治市地域おこし協力隊として働き、地域の新たな特産品として「みかん酵母のパン」の開発や、大三島パンまつりを主催。パンで地域を元気にする取り組みを行い、この経験を通してパン屋としてやっていけるという手応えを感じた小松氏。
店名の「まるまど」というネーミングは、丸い窓があるお店をイメージしてつけたそうです。実際にパンを焼くオーブンの窓が、珍しく丸い形をしています。「まる」の持つ調和のとれた平和なイメージも、パン屋を営む上で大切にしているとのこと。
ついつい読みいってしまう奥様の心あふれる店内POPも見逃せません。

島の距離感を縮めるコミュニケーションツール

島での商売は不利!? いやいやそんなことは全く感じません。
Instagramを初めて2年でフォロワーは約3,500人‼‼ 3年で5,000人を目標にしているそうです。ここまでフォロワーが増えると商売への効果は十二分にありそうですね。情報発信の甲斐あり、お店に来店できない県内外のお客様からの注文には、通販でパンを送り届けています。土曜日は発送準備に追われているのだとか。 
そんな忙しい中でも、奥様の手書きチラシを同封しています。こうした心温まる気遣いがお客様を引き付けるのですね。
ちなみにブログでもお店の情報を発信していますので要チェック。

●Instagram「marumado.bakery」
●ブログ「まるまど日記」

パンへのこだわりは食材

「まるまど」のこだわりは食材。大三島は食材が豊富なこともあり、出来る限り地産地消や有機栽培で作られた食材にこだわっています。地元調達だとコストが掛からないイメージですが、食材にこだわることで逆にコストアップとなる結果に!そこは営業努力で、お客様が買いやすい価格で提供しているそうです。

そしてパン作りで忘れてはならないものと言えば、「塩」! 「まるまど」では瀬戸内海の海水を100%使用した当社商品「されど塩」を使用。昭和28年~46年まで瀬戸内地方で活躍していた塩田を再現し、濃い塩水をつくって、煮詰めてできる塩は「伯方の塩」とは一線を画す商品です。
この塩を使って作る「塩バターパン」「フレンチトースト(無塩バター)」は一味違うと小松氏。是非ご賞味あれ。
我が家では早速、10種類のパンを楽しみました(笑)

最後に小松氏から一言

「季節ごとにパンの種類は変わるので、四季を感じられる大三島産のパンを楽しんでください。」

パン屋まるまど

営業時間
11:30~18:00
定休日
月・火・水・日
所在地
愛媛県今治市上浦町井口5793
電話
0897-72-8320
その他
Instagram「marumado.bakery」
ブログ「まるまど日記」

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