伯方塩業株式会社

HOME>塩Q&A>よくある質問

よくある質問

「伯方の塩」はどうして外国産の塩を原料にしているの?

日本では塩田での塩つくりが主流でしたが、1971年に「塩業近代化臨時措置法」が成立したことで、これまで慣れ親しんできた塩田が撤廃されました。消費者が自然塩(塩田塩)復活のために運動を展開したものの、自然塩の復活は叶いませんでした。しかし“国が輸入しているメキシコやオーストラリアの天日塩田塩を原料とする”などのいくつかの制約のもと、国から塩の製造が委託されました。法律が変わり、現在は海水から塩をつくることが出来るようになりましたが、海水を煮詰めて塩をつくるには多くのエネルギーが必要となります。そのため当社では、太陽熱や風などの自然エネルギーを利用して結晶した天日塩田塩を原料の一つとすることで、海水から直接つくる場合に比べてCO₂の排出を低減しています。また生活に欠かせない塩は高価であってはいけません。当社は安定した品質の塩をできるだけ安く、できるだけ多くの方に提供するためにも、天日塩田塩を原料にしているのです。

「伯方の塩」の名前の由来は?

「伯方の塩」という名は、多くの方々の“伯方島の塩田を復活したい”という願いの象徴として名付けられました。地名が使用された商品は数多く販売されていますが、必ずしも産地だけを表したものではなく、商品に対する考えや想いから名付けられているものもあります。当社はこれからも当時の想いを胸に、「伯方の塩」が皆さまのもとへ届けられるよう塩つくりに励んでまいります。

「伯方の塩」の原産国はどこ?

原産国は日本です。「伯方の塩」は愛媛県にある工場で、輸入天日塩田塩を日本の海水で完全に溶かし、砂や泥などを取り除いたきれいな濃い塩水を原料としています。農林水産省のガイドラインによると「その商品の内容について実質的な変更をもたらす行為が行われた国が原産国」とあることからも原産国は日本となります。

賞味期限はあるの?

「伯方の塩」に限らず、塩には賞味期限がありません。塩は時間の経過による品質の変化が少ないため、食品表示基準でも賞味期限の表示を省略することが認められています。ただし「味香塩」には、塩以外にも抹茶や柚子パウダーなどを使用しているため、賞味期限を表示しています。